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テンヨのはなし

社員インタビュー ~技術開発 深澤さん編~

2016.05.25
社員のおすすめ

実際に自社の商品をどんな風に使っているか、その他お仕事のお話なども交えながら、テンヨ武田で働くスタッフの声をお届けしていきます。(不定期)

~技術開発課 深澤さん編~

―ビミサンや白だしはもちろん、商品の料理レシピは現在深澤さんが開発担当をされていらっしゃいますが、気を付けている事や難しい点がありましたら教えてください。

深澤さん(以下深)
新しい使い方や簡単にできるレシピなどを毎月開発しているのですが、「わかりやすい分量」で作れるように気を付けています。
「美味しい」を表現するには塩分量が大事だけど、大さじ2/3杯とか、細かい数字がなるべく出ないようにしています。
ただ、そうすると「味のバランス」と「食材の量」を調整するのが結構難しかったりします。調味料の分量を簡単にしたら食材の方が細かいグラムになってしまったり(苦笑)。

―あちらを立てればこちらが立たず、といった感じなんですね。
深澤さんはテンヨの調味料を使いこなす達人といっても過言ではありませんが、その中でも最近特に気に入っている商品はありますか?

深)最近はめんつゆ一番だしです(2016年4月に発売した3倍つゆ)。
新商品でメニューを新しく作る事が多いっていうのもあるかもしれないけれど、めんつゆ一番だしは昆布とかつおのバランスも良いし、何より一番だしなので香りも良いです。
ビミサンよりも甘めにつくってあるので1本で煮物が出来るのもポイントが高いですね。

―甘さ控えめなビミサンが好きな方にはおすすめ出来ない商品ですね(笑)。

深)そうですね(笑)。でも甘党の人にはいいかもしれません。みりんや砂糖がいらないから、肉じゃがもこれだけで作れます。

―そういえば、前に試食させていただいた、この「新玉ねぎの丸ごと煮」がとても美味しかったです。包丁もほとんど使わず、もりもり野菜が食べられるところが良いですね。

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(2~3人分の材料)
新玉ねぎ:2個 薄切りベーコン:2枚 めんつゆ一番だし:50ml 水:500ml パセリ:少々
(作り方)
①新玉ねぎは上下を切り落とし、ベーコンは2㎝幅に切る。
②鍋に玉ねぎ、ベーコン、めんつゆ一番だし、水を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火で2~30分煮る。串がスッと通ったら仕上げにパセリを散らして出来上がり。

深)作る時のコツは、玉ねぎ2個が浸かる深さの大きさの鍋を使う事ですね。味が染みて美味しくなります。
あと、この写真はちょっと上を切りすぎちゃったので(苦笑)、もっと上を残しても大丈夫です。

―ありがとうございます。さて、ワインを愛する深澤さんでもありますが、たとえばこの料理に合わせるならどんなワインが良いと思いますか?

深)やっぱり山梨県産の白ワイン「甲州」を合わせたいですね。甲州は和食に良く合うと言われているので、めんつゆ一番だしのベースになっているしょうゆやだしのうまみ、玉ねぎの甘さと良く合うと思います。

―夏野菜がこれから出てきますし、甲州を冷やして飲むと美味しそうですね。
では最後に、深澤さんの思う山梨の良さや魅力を教えていただけますか?

深)地元で作られるおいしいものが四季折々で食べられる事!本当にこれに尽きると思います!!

-商品の成分分析から料理や内容物の開発までを担う技術開発課は、品質管理と新商品開発の中心チームです。
検査数値と官能テスト(味・香り・見た目等を人間の五感を使った検査)で、商品の中身に問題が無いか、日々判定しています。新商品はバージョンを何種類も味見しながら微調整を重ねてようやくリリースされます。緻密な計算と繊細な感覚が必要な部署でもあります。
メディアなどの表舞台にはあまり出る機会はありませんが、バックグラウンドで商品の品質を守る要となっています。
食とワインにこだわりの強い深澤さん、最後に力強い一言をありがとうございました。